書道の美術館

筆供養

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筆供養

不要の筆、使い古しの筆を供養いたします

平成31年7月6日(土)午前9時30分厳修

7月5日までに筆をお寄せください

供養料無料

 

晴嵐館の庭園には、晴嵐先生揮毫の筆塚碑があり、毎年7月に使わなくなった筆を供養しています。

書道用具に対する感謝の念と道具を大切に扱う心を養い、書道技術上達を祈念することを目的としています。どなたの筆でも供養いたします。

平成30年は122本の筆が寄せられました

平成29年は274本の筆が寄せられました

平成28年は92本の筆が寄せられました

平成27年は156本の筆が寄せられました

平成26年は186本の筆が寄せられました

 


筆を大切に使いましょう

筆塚について

  • 中国の南朝陳(ちん)時代の智永(ちえい)(梁〜隋 生没年不詳)は、「真草千字文」を八百あまり書き、すり減った筆を入れておく大きな箱が五つもたまってしまいました。それをうずめて「退筆塚」を作ったといいます。

 

  • 中国唐時代の懐素(かいそ)(725?〜785?)は、貧乏だったので芭蕉をたくさん植えてその葉を紙の代わりにして手習いをしました。書道を懸命に学び、筆がすり減ってしま ったので、筆塚を作ってそこに埋めたといいます。

 

  • 中国北宋時代の書物に、「筆 頽委(たいい)すれば、筆塚を作りてもって之(これ)を瘞(うず)む」とあります。(朱長文(しゅちょうぶん)の『続書譜(ぞくしょふ)』)

 

  • 北宋時代の蘇東坡(そとうば)の詩に、「退筆 山のごときも未(いま)だ珍(ちん)とするに足らず、読書万巻 始めて神に通ず」とあります。たくさん字を書き、たくさん本を読みました。使い古しの筆が山のようになったということです。

 

  • 退筆とは、筆先の毛がすり減って使えなくなった筆のことです。「禿筆(とくひつ)」、「敗筆」ともいいます。

筆を長持ちさせる手入れの仕方

(作成中)

筆が使いにくくなるのは

@筆の毛先が割れる
A毛がどんどん抜けて痩せてしまう

の二つではないでしょうか

ここではまず、@の毛先が割れて線が二重になったり、トメの部分がギザギザできれいにならない、といったことがなるべく無いようにするための筆の手入れの仕方です

筆を使い終わったら、よく洗うことです
(1)筆の根元(付け根)の墨をよく洗い流してください
方法としては、筆の穂首が取れてしまわないように注意しながら、よく指でもみ洗いしてください

(2)それでもまだ筆の根元の墨は十分に取れていないので、
筆を垂直に立ててトントントンと押し叩いていただくと、まだまだ残っている墨を取り除くことができます このとき、筆の毛先は四方八方に広がった状態になります 筆が壊れてしまうのではないかと思うかもしれませんが、大丈夫です
(1)と(2)を数回繰り返したのち、書きくずしの紙の上に置いて乾かすことで、一応の洗いはできます

筆の根元が墨で固まってしまわないように、日々手入れをしてください

(3)これだけでは不十分というかたに、もう一つ
筆の毛先が割れるのは、一本一本の毛が何本かまとめてくっついてしまっていることが原因でもあります
そこで、くっついた毛を分離する方法です 毛櫛を使ってといでみましょう
やさしくゆっくりと櫛を入れてやります そうすることで、筆の毛先が一本一本に分かれてやわらく広がるので、割れることはなくなるはずです

この時、多少は毛が抜けてしまうと思いますが、それほど気にすることはありません

試してみてください

ただし、水をあまり使わないようにする工夫も必要です


A毛がどんどん抜けてしまう

これは、筆の穂首の根元がよく固定されていないときになります 仕方ありません ご自分で直せるのであれば、一旦穂首を抜いて根元を固めれば防げると思います でも、これは買った時の業者さんにやってもらうのが一番いいと思います 新品に交換もしてくれると思います


それぞれ、どのような状態かを画像で示すとよくわかると思います

(画像準備中)


公益財団法人 晴 嵐 館