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筆が使いにくくなるのは @筆の毛先が割れる
A毛がどんどん抜けて痩せてしまう の二つではないでしょうか
ここではまず、@の毛先が割れて線が二重になったり、トメの部分がギザギザできれいにならない、といったことがなるべく無いようにするための筆の手入れの仕方です
筆を使い終わったら、よく洗うことです
(1)筆の根元(付け根)の墨をよく洗い流してください
方法としては、筆の穂首が取れてしまわないように注意しながら、よく指でもみ洗いしてください
(2)それでもまだ筆の根元の墨は十分に取れていないので、
筆を垂直に立ててトントントンと押し叩いていただくと、まだまだ残っている墨を取り除くことができます このとき、筆の毛先は四方八方に広がった状態になります 筆が壊れてしまうのではないかと思うかもしれませんが、大丈夫です
(1)と(2)を数回繰り返したのち、書きくずしの紙の上に置いて乾かすことで、一応の洗いはできます
筆の根元が墨で固まってしまわないように、日々手入れをしてください
(3)これだけでは不十分というかたに、もう一つ
筆の毛先が割れるのは、一本一本の毛が何本かまとめてくっついてしまっていることが原因でもあります
そこで、くっついた毛を分離する方法です 毛櫛を使ってといでみましょう
やさしくゆっくりと櫛を入れてやります そうすることで、筆の毛先が一本一本に分かれてやわらく広がるので、割れることはなくなるはずです
この時、多少は毛が抜けてしまうと思いますが、それほど気にすることはありません 試してみてください
ただし、水をあまり使わないようにする工夫も必要です
A毛がどんどん抜けてしまう
これは、筆の穂首の根元がよく固定されていないときになります 仕方ありません ご自分で直せるのであれば、一旦穂首を抜いて根元を固めれば防げると思います でも、これは買った時の業者さんにやってもらうのが一番いいと思います 新品に交換もしてくれると思います
それぞれ、どのような状態かを画像で示すとよくわかると思います
(画像準備中) |