書道の美術館

設立趣意書

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財団法人 晴嵐館 設立趣意書

1.設立の趣旨

 郷土の産んだ代表的書作家大池晴嵐の過去の傑作中、現に手許に保持しているもの、及び将来制作される作品の代表的な物を永久に保存し、後学者の勉学研究の資となし、併せて数々の名作品を産んだその精神的な背景ともなった庭園の寄贈を受け、この緑地木石を保護し、市民及びここを訪れる人々の心のやすらぎ、憩の場とすることを目的とする。

2.設立申請にいたるまでの経過

 大池晴嵐の書作品および将来における著作等が、晴嵐歿後逸散することを防ぐため、その門人および知己等が、かねがねその方策を練り協議した結果、これを財団法人を組織して、そこへ寄贈することにより所期の目的が達せられるという結論に至り、その進言により、法人設立の可否につき関係方面にも諮り大方の賛同を得て設立準備段階に入り、その助言や後援を得て今日の申請に至ったものである。

財団法人 晴 嵐 館